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2011年 10月 22日

私のROLEXのダイヤルは??

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所有するROLEXのダイヤルはラジウムか?トリチウムか?





リクエストを頂きました。

お答えします。

「鑑定できません~」ごめんなさい。

ダイヤルから、蛍光塗料を少し頂き・・・

公な、鑑定会社に頼めば可能ですが、スミマセン・・・・私はいたしません。

ただ、私個人でいろいろ調べた資料をお教え致します。

まずは、この二つの放射物質の違いをご理解ください。

ラジウムは・・・・(出来れば、ウィキペディア百科事典でお調べ下さい。)

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特徴は半減期が恐ろしく長く1600年、中々、経年変化で変色いたしません。

やはり!危険な塗料なんです。

しかし、わたしは「危険」と、言われるとさらに、興味深々・・



トリチウムは・・・・(出来れば、ウィキペディア百科事典でお調べ下さい。)

こちらは、半減期が短く12年ほど、25年もすると光るどころか茶褐色に変色してしまいます。


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パネライのA番などに使用された、トリチウムは10年もすれば経年変化で黄色く変色し、まったく光りません。

ブラックライトで照らしても、反応もしません。

現在になれば安全だと思いますし、マニアが好む経年変化も楽しめます。

問題は、ラジウムです。

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IAEAの通達です。

1967年に、時計などの使用を禁止しています。

やはり、ここでキニナルのは、何時からROLEXはトリチウムに移行したの??です。

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こちらは、1960年のバラサブ7928MMアンダーバーです。

光る~

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上の個体は1963年物のSWISSダイヤルの1675Mアンダーバーです。

これも光る~

このダイヤル、25年で光らなくなるトリチウムではないとすると???ラジウム??

私は、ラジウムだと思います。

ROLEXは何時までが使用時期なのかは正式に公開されていません。

ラジウムを腕時計にいち早く採用したPANERAIは、

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1958年頃からにトリチウムに移行されます。




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ユーロ圏では、このSWISSダイヤルが、

ラジウムという説もありますが、ブラックライトで調べても大半が光りません。


半減期は1600年のラジウムだったら光ると考えますと、だったらこれはトリチウム???

「難しいぞォ~」



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ただ、薄っすら光るダイヤルもあれば、とても強く光るダイヤルもあります。

科学的に、25年で光らないくなる物がトリチウムならば、

60年代物で光るダイヤルは???

やはりラジウムかしら??




ここに面白い画像があります。

光らないはずのトリチウムが・・・・

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1965年物の個体のSWISS-T <25>のダイヤルなのに・・・・


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なぜ??

1950年後半から~1960年前半に何かがあり、混合したの?

ラジウム塗料が入れる容器に、トリチウムを混ぜてしまったのでは?(推測)

詳細は不明ですが、本来の科学的にトリチウムは50年も経過すれば、ブラックライトで照らしても、光るものではありません。

欧米では、1963年を境に、ラジウムからトリチウムに移行したと説もありますが、

真相は分かりません。

昔のROLEXの工員に確認したいものです。

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ただ、個人的に製造から50年経過した、今、青緑に光るダイヤルは大好きです。

暗黒の中で、ミッションを遂行するために採用された蛍光塗料ですが、

ヴィンテージスポーツウオッチと付き合って行く上で、気になる歴史です。

皆さんのダイヤルは光りますか??




by HWIGWAM | 2011-10-22 14:56 | ROLEX


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